ミュージアム巡り 日本刀 美の表現 真景

真景

 次は、大刀・銘「真景」(平安時代末期及び鎌倉時代初期、重要刀剣、国:伯耆、長さ:79.25cm)。

 古伯耆物は安綱を筆頭とした刀工集団で、真景もその一翼を担った著名工。本作は稀少で五指に満たず、古調な出来映えから安綱の年代(平安時代中期以降の湾刀様式の確立期)に近いものと推定される。

 古伯耆物作品には、稀に板目の肌模様が大規模となった大板目を現したものが経眼され、その様相などから鎌倉末期に相州伝を完成させた正宗などが参考にしたのではないかとの諸説もあり、古色を帯びたひなびた趣が伺える。

 掛け軸「布袋馬上観月図」(1926年、木村探元筆、自画賛)。

JSM(墨田区横綱1-12-9)