2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

塩哲 Weekdayの麺処巡り はつね で 焼豚雲呑麺

気温もぐっと下がった今日この頃、温かいラーメンを頂きに西荻南3丁目の「はつね」(1961年創業)へGo。親父さんの元、修行中の子息が手慣れてきたのか、しっかりとした挨拶もされて、好感大。 ほとんどの方が「タンメン」を注文される中、私は中華ソバ「焼豚…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 武蔵屋

武蔵屋 次は、「武蔵屋」(19世紀前半期、歌川国貞“三代豊国”画、その他不明)で、木母寺境内にある植半に隣接していた武蔵屋清五郎が描かれた団扇絵で、宣伝用のものと推定される。店の前には隅田川に続く内川があり、料理を載せた盆を仲居が運んでいる。 本所…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 四方のあか

四方のあか 続いて、「四方のあか」(天明8年・1788頃、版元:蔦屋重三郎、大田南畝作、2冊、墨摺半紙本、各縦22.5×横16cm)、「四方の巴流」(寛政7年・1795正月、版元:蔦屋重三郎、鹿都部真顔編、1帖、墨摺“一部彩色摺”半紙本折帖、縦20.9×横15.5cm)。 「四方のあ…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 隅田堤の樅の古ぼく暴風の為二

隅田堤の樅の古ぼく暴風の為二 続いて、「隅田堤の樅の古ぼく暴風の為二」(天保年間・1830〜44頃、歌川貞虎画、版元:江崎屋吉兵衛、大判錦絵三枚続)で、樅の古木が暴風により折れ、その折れ口が都鳥の形になったという図で、確かに中央の図に都鳥の形が描かれ…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 故混馬鹿集

故混馬鹿集 次は、「故混馬鹿集」(天明5年・1785正月、版元:蔦屋重三郎、朱楽菅江編、2冊、墨摺半紙本、各縦22.7×横16cm)で、タイトルの“ここんばかしゅう”の読みから、わが国最初の勅撰和歌集「古今和歌集」をもとにした狂歌集。全20巻の構成も同じく倣ってい…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 当流 女緒礼躾方 小袖きかへ様

当流 女緒礼躾方 小袖きかへ様 次は、「当流 女緒礼躾方 小袖きかへ様」(天保年間・1830〜44初期頃、歌川国芳画、版元:川口屋宇兵衛、大判錦絵)で、白黒弁慶格子の浴衣でくつろぐ女性。手拭いにも大七の文字がある。 江戸 高名会亭尽 向島 大七 そして、「江戸 …

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 万載集著微来歴

万載集著微来歴 次は、「万載集著微来歴」(天明4年・1784正月、版元:蔦屋重三郎、恋川春町作、1冊・2巻合冊、墨摺中本、各縦16.8×横12.5cm)、「狂歌才蔵集」(天明7年・1787正月、版元:蔦屋重三郎、四方赤良“大田南畝”編、2冊、墨摺半紙本、各縦22.6×横16cm)。 「…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 向島大七之図

向島大七之図 続いて、「向島大七之図」(天保年間・1830〜44頃、歌川国芳画、版元:鶴屋喜右衛門、大判錦絵三枚続)で、庭の広い大七が描かれている。料理屋の大七は今戸と向島にあり、向島店は川魚料理で有名。 大七の店名は、店主の大黒屋七五郎からで秋葉権現…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 通詩選笑知

通詩選笑知 次は、「通詩選笑知」(天明3年・1783正月、版元:蔦屋重三郎、四方山人“大田南畝”撰、1冊、墨摺中本、縦18.6×横12.6cm)、「通詩選」(天明4年・1784正月、版元:蔦屋重三郎、四方山人“大田南畝”編・紀定丸校、1冊、墨摺中本、縦18×横13.2cm)。どちらも江…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 関屋の里 木母寺

関屋の里 木母寺 次は、「関屋の里 木母寺」(文政年間・1818〜30初期、歌川国貞“三代豊国”画、版元:上村与兵衛、大判錦絵三枚続)で、江戸の景勝地である関屋の里や木母寺の一角に植木屋半右衛門(植半)という有名料理屋があり、茂木寺に参詣後はこちらで食事を…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 狂歌評判 俳優風

狂歌評判 俳優風 続いて、「狂歌評判 俳優風」(天明5年・1785跋、版元:蔦屋重三郎、朱楽菅江・唐衣橘洲・四方赤良“大田南畝”編、頭光画、3冊、墨摺横小本、各縦11.1×横16.5cm)で、江戸狂歌初の評判記。 天明狂歌を代表する三大家3名が判者となり、芝居の登場人物…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 東都 贅高名花競

東都 贅高名花競 次は、「東都 贅高名花競」(弘化3年・1846、作者不明、版元:春川舎遊板、縦43.5×横31.4cm)で、弘化3年次当時、江戸の贅沢品番付。 様々な贅沢品が記されており、向島の料理屋については “武蔵屋 権三 麦茶湾”、“いけすあらい鯉 大七の鯉”、“小…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 狂歌百鬼夜狂

狂歌百鬼夜狂 続いて、「狂歌百鬼夜狂」(天明5年・1785、版元:蔦屋重三郎、平秩東作編・催主:蔦唐丸“蔦屋重三郎”、1冊、墨摺小本、縦19×横13.7cm)で、蔦重主催の狂歌百首の会が開催され、ここで詠まれた狂歌がまとめられ序文に大田南畝、跋文に唐衣橘洲が寄せて…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 狂歌 会席料理名家双六

会席料理名家双六 江戸には、規模の大小があるものの数多くの料理屋が営業しており、人々は食事を愉しむだけでなく文化活動や交流の場として利用していた。19世紀になると料理屋は浮世絵にも取り上げられ、店を主題としたシリーズや美人画や役者絵にコマ絵で…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 いたみ諸白

いたみ諸白 続いて、「いたみ諸白」(天明4年・1784・7月、版元:蔦屋重三郎、1冊、墨摺袖珍本、縦14.5×横8.8cm)。狂歌連グループの吉原連の一人、大門喜和成が摂津池田で天明4年4月19日に客死し、その追悼狂歌集。 喜和成は奥田幸蔵といい、吉原大門を出た際にあ…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 名所江戸百景 請地 秋葉の境内

請地 秋葉の境内 次は、「名所江戸百景 請地 秋葉の境内」(安政4年・1857、歌川広重画、版元:魚屋栄吉、大判錦絵)で、請地村の秋葉権現が描かれているが、本題が権現本社ではなく境内の池と楓、松になっている。紅葉の時期が描かれ、紅葉が黒ずんで見えるのは…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 狂歌知足振

狂歌知足振 続いて、「狂歌知足振」(天明3年・1783・4月、版元:奈良屋清吉、普栗釣方編、1冊、墨摺小本、縦15.7×横11cm)で、江戸の狂歌師一覧。版元の奈良屋は普栗釣方で、狂歌師でもある。序文は酒上不埒(恋川春町)が寄せて、狂歌は一首も掲載されず、300人あ…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 名所江戸百景 吾妻の森

名所江戸百景 吾妻の森 初代歌川広重の描いた「名所江戸百景」シリーズ(通称:江戸百)は全118図あり、目録として二代広重の落款が入った1点が加わる。これは初代広重の最晩年の作品群で、幕末に多く見られる堅絵の名所絵シリーズの中でも最も人気のあったもの…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 見立曽我の対面

見立曽我の対面 次は、「見立曽我の対面」(天明7〜寛政元年・1787〜89頃、喜多川歌麿筆、1枚、横長判摺物、縦21.5×横57.7cm)で、曽我の対面の各役を演じた歌舞伎役者を、当時の狂歌師に見立てた摺物。歌麿が北川豊章を名乗った安永期に役者絵を描いた貴重な逸…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 絵本江戸土産 七編

絵本江戸土産_七編 次は、「絵本江戸土産」七編(安政年間・1854〜60頃、歌川広重画、版元:菊屋幸三郎、縦18.2×横12.3cm)で、浅草寺奥山で開園した花屋敷が描かれている。こちらの花屋敷は、向島の花屋敷と呼ばれた百花園を意識したライバル花園として営業され…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 吾妻曲狂歌文庫

吾妻曲狂歌文庫 続いて、「吾妻曲狂歌文庫」(天明6年・1786正月、版元:蔦屋重三郎、宿屋飯盛撰・北尾政演“山東京伝”画、1冊、彩色摺大本、縦27.2×横18.2cm)と、「古今狂歌袋」(天明7年・1787、版元:蔦屋重三郎、宿屋飯盛撰・北尾政演“山東京伝”画、1冊、彩色摺大本…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 浅草奥山四季花園入口光景

浅草奥山四季花園入口光景_其一 嘉永6年(1833)、浅草寺本堂裏の奥山一帯に、四季折々の花を咲かせて観覧させる花園が作られた。この花園は近辺の梅屋敷や新梅屋敷(百花園)などにならい浅草奥山「花屋敷」と呼ばれた。開園を前に、前年宣伝出版された作品が数…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 吉原大通会

吉原大通会 天明年間(1781〜89)に江戸で狂歌が大人気を博する。武士や町民、役者や絵師らと様々な階層の人々が各所に集まり“連”を作り、江戸を謳歌する狂歌を詠んで遊び戯れた。 蔦重は時ここにありと、狂歌師“蔦唐丸”と名乗って参入。そして、文藝活動を通…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 角田川七福遊

角田川七福遊 続いて、「角田川七福遊」(制作年度不明、喜多武清画、版元:すみた川花屋敷、縦28.2×横39.9cm)で、宝船に乗る隅田川七福神が描かれた一枚刷。左側に“すみた川花屋敷”の朱印が捺されているものの、版木は百花園主人が所蔵しており、百花園で摺ら…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 高尾船字文

高尾船字文 次は、読本「高尾船字文」(寛政8年・1796正月、版元:蔦屋重三郎、曲亭馬琴作、栄松斎長喜画、5冊、墨摺中本、各縦18.7×横13.7cm)で、馬琴の読本第1冊目。中国の「水滸伝」と日本の「伽羅先代萩」という歌舞伎の世界を取り合わせた物語。 馬琴は江…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 百花園秋の七草

百花園秋の七草 続いて、「百花園秋の七草」(明治期、楊洲周縁画、版元:辻岡文助、大判錦絵三枚続)で、江戸時代同様に明治期の浮世絵師達も百花園を背景にした女性像を描いており、秋の七草と女性ものが多くある。 角田川御遊覧の伝手 そして、「角田川御遊覧…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 絵本許の色

絵本許の色 次は、俳諧絵本「絵本許の色」(寛政7年・1795頃、版元:蔦屋重三郎、一陽井素外“谷素外”編・花藍“北尾重政”画、1冊・三巻3冊、墨摺半紙本、縦21.5×横15.4cn)で、安永4年(1775)に須原屋市兵衛を版元に出版された「絵本世都の時」を、寛政7年頃に蔦重が…

塩哲 Weekendの麺処巡り せたが屋ひるがお で 25周年記念

25周年記念麺 2000年10月1日、世田谷区野沢2丁目に創業された「せたが屋ひるがお 駒沢本店」が、本日と明日の両日、25周年を記念して特別麺が振る舞われる。 では、早い内に店頭に並びましょう。 開店2時間前に伺って3番目でした。その記念麺1,600円の内容は…

ミュージアム巡り 隅田川の名所 江戸名所花暦

江戸名所花暦 次は、「江戸名所花暦」巻一(文政10年・1827、岡山鳥編、長谷川雪旦画、版元:須原屋茂兵衛他、縦22.7×横15.8cm)で、全4冊で四季の花とその名所が紹介されたガイドブック。初版は文政10年の刊行で、展示書は天保8年の後摺。百花園は梅や牡丹、七草…

ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 出雲国造神寿後釈

出雲国造神寿後釈 続いて、「出雲国造神寿後釈」(寛政5年・1793、版元:永楽屋東四郎、本尾宣長作、2冊、墨摺大本、縦26.8×横18.3cm)で、「延喜式」の祝詞に収められている「出雲国造神賀詞」の注釈本。作品名に“後釈”とあるのは、すでに賀茂真淵の注釈本がある…