2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧
次は、「冨嶽三十六景 五百らかん寺さざゐどう」(天保2年・1831頃、版元:西村屋与八、横大判錦絵)。 江戸本所五ツ目にある天恩山羅漢寺にある三匝堂は、寛保元年建立(1741)の3階建て高楼。また、内部の階段がサザエ貝似のらせん状をしており“栄螺堂”と呼ばれた…
次は、江戸前期の風俗や用語を古い俳諧を中心に考証した随筆「用捨箱」上(天保12年・1841、柳亭種彦著、京都大学附属図書館所蔵)で、慶安期(1648〜52)、浅草・待乳山聖宮門前で販売された米饅頭を考察したもの。 米饅頭は延宝〜元禄(11673〜1704)頃まで街頭で…
続いて、「冨嶽三十六景 相州七里浜」(天保2年・1831頃、版元:西村屋与八、横大判錦絵)。 鎌倉の七里ヶ浜は六町を一里として、腰越と稲村ヶ崎の間、相模湾に面する海岸が長さ七里に及ぶので呼ばれた。そこに富士山から箱根山、大島、三浦半島を一望できる景勝…
江戸期には市中に饅頭や団子、飴などを商う出店や屋台が並び、独特の口上や衣装、踊りで庶民の注目を集めた飴売り等の行商人が行き交い、巷で菓子が親しまれるようになる。それに目黒不動尊門前に店を構えた桐屋の目黒飴、向島隅田川堤の桜餅など名物菓子が…
次は、「冨嶽三十六景 江戸日本橋」(天保2年・1831頃、版元:西村屋与八、横大判錦絵)。人々で賑わう日本橋から望む光景が描かれている。 五街道の起点・日本橋は、城外壕と隅田川を結ぶ川に架けられ、河岸には問屋倉庫や魚市場が並び、界隈には大商店が軒を連ね…
続いて、江戸幕府の年中行事・嘉定(嘉祥)についての由緒や次第をまとめた「嘉定私記」(文政元年・1818、堤朝風編、東京都立中央図書館加賀文庫所蔵)。 次第によると饅頭、羊羹、鶉焼、阿古屋、金飩、寄水、平麩、熨斗の8種類の菓子、総数1612膳が大広間に並べ…
次は、「冨嶽三十六景 山下白雨」(天保2年・1831頃、版元:西村屋与八、横大判錦絵)。富士の山容、空、稲妻とシンプルで、別名“黒富士”。 タイトルの白雨は夕立のこと。入道雲が湧き上がる夏空を背景に、残雪を頂いた富士がそびえ立つ。山嶺は赤く麓に向かって…
次は、大名や幕府所役人の使命、家紋、城地、石高、俸給、江戸屋敷の場所などが記された「新改宝暦武鑑」(宝暦14年・1764、須原屋茂兵衛板)で、毎年度出版され封地や役職の移動に対応していた。 さらに、同書には所役人衆や御用商人も記載されており、当時、…
浅草橋1丁目にある「饗 くろ㐂」(2011年6月20日創業、23年10月29日現在地で復活)へGo。同店で打たれている自家製麺を堪能しに伺った。 黒木大将にご挨拶して、登場した一杯「マンガリッツァ豚そば」1,850円を頂きます。 その、マンガリッツァ豚とはハンガリ…
日本橋室町にある三井記念美術館で「在原業平と伊勢物語」展(2/21〜4/5)が開催されており、鑑賞した。 平安時代前期に活躍した歌仙・在原業平は、恋多き歌人として知られ和歌に加え「伊勢物語」の主人公に仮託されたことで知られている。昨年(2025)が業平生誕…
続いて、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(天保2年・1831頃、版元:西村屋与八、横大判錦絵)。本図はワールドワイドな北斎の傑作で、先の「凱風快晴」「山下白雨」とともに冨嶽三十六景中の三代名作。 白波が飛沫を上げて高くせり上がった一瞬を捉えた大胆な構図…
次は、京、大坂、江戸の三都の商人や職人、諸国の名産を取り集められたガイドブック「万買物調方記」(元禄5年・1692、国立国会図書館所蔵)。 江戸では菓子所、饅頭屋(米および姫饅頭)、大仏餅屋、ふいご焼、ふのやきの39軒に加え、下り京菓子屋4軒の計43軒の…
今日の都内は気温が22度cに上昇するとのことで、お出かけはバイシクル。 向かった先は練馬区豊玉北5丁目にある「元祖札幌や」。こちらではランチにらーめん餃子セット900円で提供されており、味も3つの中から選ぶことができる。もちろん塩でお願いした。 登…
続いて、「冨嶽三十六景 凱風快晴」(天保2年・1831頃、版元:西村屋与八、横大判錦絵)。富士を様々な視点から捉えた北斎の風景画シリーズ代表作。季節や時間、天候による変化に加え、富士とともに営む人々も描き出し、36図が企画されたが後に10図がプラスされ、…
生活文化が開花・発展した江戸時代、17世紀後半には上方の元禄文化隆盛を背景に京で宮中や公家、寺社、茶人の間で上菓子が広がり、現在の和菓子製法の基礎が確立。 上菓子は、上方から江戸へ運ばれる“下りもの”のひとつとして幕府や諸大名の間でもてはやされ…
気温が上昇してきた本日、少しの間、公園で日向ぼっこ。徐々に春が近づいてきた。 で、本日の麺処は練馬区下石神井4丁目にある「麺屋 寿」(2023年4月16日創業)へ。数日前から始まった限定麺「煮干しの余韻」1,200円を頂こう。 煮干しの風味とコクがカエシの…
次も、こちらは六歌仙が描かれた摺物で、着物の太めの輪郭線がそれぞれの歌仙の名前を表す文字となっており、北斎の巧妙なテクだ。 文字で人の姿を描く北斎独特の技術は、創作活動の中に理論的に思考することに興味を示していた文化期後半頃に生み出している…
次は、餅菓子やカステラ、饅頭、羊羹、煎餅、飴など76種類の菓子の調理法と材料を載せた製法書「餅菓子即席手製集」(文化2年・1805、十返舎一九編、味の素食の文化センター所蔵)。 同書の挿絵には上下から炭で加熱する特殊釜を用い、カステラを焼く様子や火鉢…
本日は心持ち暖かくなってきたので、軽装で恵比寿南2丁目にある「恵比寿大龍軒」(1993年創業)へ。こちらは西の“ちゃんぽん”と東の“湯麺”が融合された「ちゃんタン麺」が有名。 そこで、昨年も食した数量限定の「海老ちゃんタン麺」1,300円を頂こう。そのメニ…
次は、「文字絵六歌仙 小野小町」(文化7年・1810頃、版元:江崎屋吉兵衛、堅大判錦絵)。こちらは六歌仙が描かれた摺物で、着物の太めの輪郭線がそれぞれの歌仙の名前を表す文字となっており、北斎の巧妙なテクだ。 北斎はこの頃から絵手本に力を注いでおり、例…
次は、大坂の医師・寺島良安が編集した絵入り百科事典「和漢三才図会」(正徳5年・1715、味の素食の文化センター所蔵)の巻第百五「造醸」に載る「饅頭」。 掲載頁には、宋の林浄因が日本の禅僧の帰国に合わせて来日し、その後、塩瀬姓を名乗って現在も残る“塩瀬…
本日は練馬区栄町にある「ラハメン ヤマン」(2003年10月創業)へ。 町田店主はボブ・マーリーをリスペクトされており、店頭にはジャマイカの国旗が掲げられている。ここ数年、カーリーヘアをショートにされ、身体を絞ってマラソンに参加されているとのこと。 …
東京の染色産業の中心地である新宿区の中井&落合地区。その染色工房やキャラリーが、染め物の展示や体験教室を2009年にスタートし、2011年には染めた反物や暖簾を妙正寺川に掛けた通称「川のギャラリー」「道のギャラリー」展が催され、昭和30年代の盛況だっ…
続いて、「東海道五十三次 絵本駅路鈴 水口」(文化7年・1810頃、版元:伊勢屋利兵衛、堅中判錦絵)。江戸から50番目の宿場で、路傍の膀示杭に“東海道水口宿”とあり、ここが宿場の入り口。 隠居風老人が荷物運びの人足を従えて街道を行き、“ところてん まつの屋”…
時代が鎌倉期になると禅宗僧侶により、中国から点心の習慣が伝来する。点心とは朝と夕の食事の間に取る軽食のことで、羊羹や饅頭等がそれにあたる。中国では肉や魚を使う料理だったが、肉食が禁じられていた寺院では小豆や小麦粉で代用して肉や魚に模した精…
本日は北風が強く、寒い。 なので、温かい麺をいただきに杉並区上荻1丁目にある「りょうが」(2025年6月11日創業)へ。 券売機で「塩らーめん」1,100円に味玉150円のチケットを買ってカウンターへ。同店は長野に約10店舗ある姉妹店の系列で、キングスイングが…
次は「東海道五十三次 絵本駅路鈴 藤枝」(文化7年・1810頃、版元:伊勢屋利兵衛、堅中判錦絵)で、江戸から22番目の宿場。 藤枝は茶の名産地で、背に茶箱の黒い大きな箱を担いでおり、お茶の行商に向かうところと推定。路傍の石塔に“二十三夜供養塔”と書かれ、…
菓子とは、もともと果物や木の実などを示す言葉であって、古くは各地で栽培された果物や木の実が菓子として朝廷に納められた。時代とともに調理をする菓子が作られるようになるものの、長い間“菓子”のほとんどが果物や木の実が占めていた。 江戸時代には加工…
東海道五十三次と言えば歌川広重が有名だが、北斎は広重よりも先に数種の東海道五十三次を世に生み出していた。享和期から文化中期頃にかけて制作され、現在7種が確認されている。 この展示では、版元・伊勢屋利兵衛による図で、画帳として販売された際に、題…
続いて、享保18年(1733)に行われた皇太子・昭仁親王(後の桜町天皇)の元服式の際に調進された料理や菓子の一覧、配膳の様子が記録された・左図「皇太子御元服御膳調進図」(明治14年・1881写し、原本は享保18年、慶應義塾図書館所蔵)で、皇太子御膳には食曷餬、桂…