ミュージアム巡り 嗅ぎたばこ入れ 鼻煙壺の誕生

 

鼻煙壺道具一式

 

 17世紀にヨーロッパ人宣教師によってもたらされた嗅ぎたばこは、欧州と同様に中国でも病などに医療効果があるとされたため、最初は小さな薬瓶に保管されていた。

 嗅ぎたばこが宮廷や貴族の間で流行すると、薬瓶を使いやすく改良し「鼻煙壺」と称される中国独特の嗅ぎたばこ入れが生まれる。

 それは小さく開いた瓶口をコルク栓でしっかり閉め、そのコルク栓の真ん中に一本の細長い小さじを取り付けた工夫が見られた。

 「鼻煙壺道具類一式」(20CE、中国)で、親壺は嗅ぎたばこを保存するための瓶。漏斗と長匙は嗅ぎたばこを親壺から鼻煙壺に移す時に使用した。

鼻煙皿

 「鼻煙皿」は、来客に嗅ぎたばこを勧めたり、異なる嗅ぎたばこを混ぜ合わせたりする際に用いられた。

 「鼻煙壺の蓋」の先には匙が施されている。

tabashio(墨田区横川1-16-3)