2026-02-14 ミュージアム巡り 五大浮世絵師 北斎 仁和嘉狂言 すずめおどり 続いて、「仁和嘉狂言 五月の部 すずめおどり」(安永〜寛政初期・1778〜91頃、版元:蔦屋重三郎、堅中判錦絵)。 吉原では毎年八朔から1ヶ月ほど芸者達による即興演芸が行われた。寛政3年には12ヶ月舞踊出し物が披露された。雀踊りは「北斎漫画」3編にも描かれて人気の踊りだったようで、奴姿で笠を被り三味線に合わせて雀を真似たような振り付けだった。 本図では、桃色の花をあしらった笠をつけ、女芸者だてらに奴の装束が粋で艶っぽいし、前掛けの下帯に鈴がつけられ音も賑やかだったろう。 この寛政3年といえば、北斎32歳で、蔦重に見いだされた歌麿が美人大首絵を世に送り出した頃。まだまだ駆け出しの北斎であるが、蔦重の勘にヒットしたのだろうか。 ueno-mori(台東区上野公園1-2)