ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 役者舞台之姿絵 まさつや

 次は、写楽の「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」と同じ手のポーズをとる三代目大谷鬼次の全身像を描いた豊国の「役者舞台之姿絵 まさつや」(完成6年・1794、版元:和泉屋市兵衛、歌川豊国筆、1枚、大判錦絵、縦37.5×横25.3cm)。

 豊国は同年、潰しの背景に立ち姿の「役者舞台之姿絵」の捕り物シリーズを47点描き出世作となる。実はこの数ヶ月後の発売となった写楽の大首絵が、当初は話題を呼んだものの、結果豊国の役者絵に評判が集まった。

 ここから浮世絵界の一大勢力となる歌川派が役者絵界を席巻することになる。

TNM(台東区上野公園13-9)