2025-12-24 ミュージアム巡り 日本刀 美の表現 備中国住次直作 備中国住次直作 次は、脇指・銘「備中国住次直作 延文三年十二月日 」「(附)金梨子地鞘合口脇指拵」(南北朝時代・1358年、重要文化財、国:備中、長さ:33.7cm)。 金梨子地鞘合口脇差拵 本作は、広い身幅に比して重ねが目立って薄く、寸が延びた大柄変形タイプで、年紀が示す延文・貞治紀体を配し、地鉄は小板目肌がよくついた精妙な肌合いを表している。 また、刃文は本工が得意とする逆丁子乱れを元先にかけて焼き、その冴えは匂口のみならず刃先に至る全体におよび、地刃ともに明るい出来映えに仕上げられている。 この本工、逆丁子乱れの作は数口確認されるが、なかでも完成度と典型度、重ねの薄さと相まって、備中青江派の特長を十二分に表した逸品だ。 JSM(墨田区横綱1-12-9)