
次は、「江戸の花名勝会 北組十三、十四」(文久2年・1862、河鍋暁斎&三代歌川豊国&二代歌川広重&歌川芳虎画、版元:加藤清、大判錦絵二枚)で、江戸の名物と役者、名所を組み合わせたシリーズもの。上部に名物、下部に役者と名所が描かれている。二図、三図で続き物になっている。

十三の名物は向島土産の都鳥おもちゃと目鬘で、役者は丁稚長吉(三代目沢村田之助)、名所は宮戸川番場河岸。十四は小梅の料理屋小倉庵の汁粉に、役者は梅由兵衛(二代目沢村訥升)、名所は小倉庵前。

そして、「隅田堤闇夜の桜」(弘化4〜嘉永元年・1847〜48、歌川広重画、版元:伊勢谷市兵衛、大判錦絵三枚続)で、3名の女性全身像が描かれたもの。対岸の風景から三囲稲荷におり、墨堤で桜見物後に小倉庵に向かっているところだろう。
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