2025-10-28 ミュージアム巡り 隅田川の名所 向島大七之図 向島大七之図 続いて、「向島大七之図」(天保年間・1830〜44頃、歌川国芳画、版元:鶴屋喜右衛門、大判錦絵三枚続)で、庭の広い大七が描かれている。料理屋の大七は今戸と向島にあり、向島店は川魚料理で有名。 大七の店名は、店主の大黒屋七五郎からで秋葉権現と料理屋の武蔵屋の間にあった。当時、大七では湯浴みの後に黒白の弁慶格子柄の浴衣を貸し出しており、くつろいで食事をしていたようだ。 染付盃洗 そして、「染付盃洗」(天保年間・1830〜44頃、歌川国芳画、版元不明)で、三囲稲荷の笠木が覗く墨堤図が絵付けされた変形染付の盃洗が描かれている。盃洗の中に浮かぶ盃には桜の絵があり、隅田川の文字と料理屋・大七の朱印も見える。 「向島大七之図」の左端、奧の仲居が持つ手にも盃洗が見られ、この変形盃洗は大七特製のようだ。盃洗の口もとに七福神の絵の盃が載り、絵右上額に向島七福神として七社の名が記されている。 tabashio(墨田区横川1-16-3)