
次は、「関屋の里 木母寺」(文政年間・1818〜30初期、歌川国貞“三代豊国”画、版元:上村与兵衛、大判錦絵三枚続)で、江戸の景勝地である関屋の里や木母寺の一角に植木屋半右衛門(植半)という有名料理屋があり、茂木寺に参詣後はこちらで食事を愉しんだ。
また役者達にとっては川の両岸が遊び場でもあり、別荘を構えてもいた。その後の浮世絵の画題には役者の別荘も描かれるようになる。

そして、「絵本江戸土産」(嘉永3年・1850頃、歌川広重画、版元:菊屋幸三郎、縦18.2×横12.3cm)で、木母寺境内にあった料理屋植半が描かれている。植半の裏手には内川が流れ、御前裁畑と呼ばれた対岸に松が茂り美景である、と書かれている。
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