
江戸には、規模の大小があるものの数多くの料理屋が営業しており、人々は食事を愉しむだけでなく文化活動や交流の場として利用していた。19世紀になると料理屋は浮世絵にも取り上げられ、店を主題としたシリーズや美人画や役者絵にコマ絵で料理を添えたもの、料理屋を集めた双六など様々なケースで登場する。
次は、「狂歌 会席料理名家双六」(文政後期〜天保初期・1820〜30年初期、蓬菜山人撰、東里山人著、五湖亭貞景画、版元:岩戸屋喜三郎)で、各マスに料理屋名と所在地、座敷や外観などを描き狂歌を添えた双六。各料理屋や狂歌師達が入銀して出版されたと推定される。

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