ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 狂歌知足振

狂歌知足振

 続いて、「狂歌知足振」(天明3年・1783・4月、版元:奈良屋清吉、普栗釣方編、1冊、墨摺小本、縦15.7×横11cm)で、江戸の狂歌師一覧。版元の奈良屋は普栗釣方で、狂歌師でもある。序文は酒上不埒(恋川春町)が寄せて、狂歌は一首も掲載されず、300人あまりの名が連ねられている。

 狂歌師の名前は、小石川連、朱楽連、吉原連、堺丁連、芝連など狂歌のグループ“連”ごとに書かれており、吉原連には蔦のから丸の名もみえる。蔦重は天明3年頃から狂歌連に加わっており、その他、“筆の綾丸”こと歌麿や菅江、加保茶元成、飯盛等も記されている。

TNM(台東区上野公園13-9)