ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 絵本許の色

絵本許の色

 次は、俳諧絵本「絵本許の色」(寛政7年・1795頃、版元:蔦屋重三郎、一陽井素外“谷素外”編・花藍“北尾重政”画、1冊・三巻3冊、墨摺半紙本、縦21.5×横15.4cn)で、安永4年(1775)に須原屋市兵衛を版元に出版された「絵本世都の時」を、寛政7年頃に蔦重が再版したもの。重政が画を提供している。

 素外は大坂商屋の生まれで、江戸に出て俳人・建部綾足に入門、後に小菅蒼狐門下になり、明和3年に一陽井の号を名乗る。

絵本多能志美種_1

 そして、「絵本多能志美種」(寛政8年・1796正月、版元:蔦屋重三郎、一陽井素外“谷素外”編・清線館主“水野廬朝”画、3冊、墨摺半紙本、各縦21.5×横15.5cm)。

絵本多能志美種_2

 叢書の序文には、江戸お玉ヶ池にあった素外の庵に俳諧友人が集い、文雅の会が開かれ、そこに蔦重が待っていたのだ。会で詠まれた句を書き付け、3冊本にしたという。

絵本多能志美種_3
TNM(台東区上野公園13-9)