ミュージアム巡り 隅田川の名所 東都名所亀戸梅屋舗全図

東都名所亀戸梅屋舗全図

 次は、「隅田川の名所 東都名所亀戸梅屋舗全図」(天保年間・1830〜44頃、歌川広重画、版元:蔦屋吉蔵、大判錦絵三枚続)で、梅屋敷を鳥瞰図で描いたもの。

絵本江戸土産_初編

 そして、「絵本江戸土産」初編(嘉永3年・1850、歌川広重画、版元:菊谷幸三郎他、縦18.2×横12.3cm)で、園内には四阿や床几が設置され、ゆったりと梅を愛でたようだ。図の詞書には、江戸近郊には梅園は他にもあるが、ここの賑わいが一番であると記されている。

江戸名所_梅やしき

 また、「江戸名所 梅やしき」(安政5年・1858頃、歌川重宣“二代広重”画、版元:山口屋藤兵衛、大判錦絵横)で、師匠・広重もシリーズ出版した「江戸名所」を、弟子の重宣も独自にシリーズ化したもの。どちらも臥龍梅を描くが、重宣のは枝振りが控えめ。

 なお、同図が出版された安政5年9月に師匠・広重はコレラで亡くなり、翌年重宣は師匠の娘の婿となり二代目広重を襲名。

(墨田区tabashio横川1-16-3)