ミュージアム巡り 隅田川の名所 今戸夕照

今戸夕照

 次は、「東都名所之内 隅田川八景 今戸夕照」(天保年間・1830〜44末期、歌川広重画、版元:佐野屋喜兵衛、大判錦絵横)で、当時の今戸は陶器生産が盛んで人形や火入れ、灯芯皿、火鉢、瓦などを製造しており、本図には瓦を焼き上げる光景が描かれている。中央に竈があり、その火が同タイトル・夕照としたのだろう。

 同シリーズには、吾妻橋帰帆、渡場落雁、真崎夜雨、金龍山晩鐘、木母寺秋月、真乳山晴嵐、三囲暮雪がある。

隅田川八景

 そして、団扇の裏面に貼った「隅田川八景」(安政〜慶応年間・1854〜68頃、歌川房種画、版元不明、団扇絵)で、隅田川周辺の名所八景図がコンパクトに描かれている。

tabashio(墨田区横川1-16-3)