ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 此奴和日本

此奴和日本

 次は、「此奴和日本」(天明4年・1784、版元:蔦屋重三郎、四方赤良・大田南畝作、北尾政美・鍬形蕙斎画、1冊・2巻合冊、墨摺小本、縦17.2×横12.6cm)で、天明3年に刊行された「寿塩商婚礼」の改題再摺本。

 中国人主人公が日本びいきで、吉原に似た長安にある遊郭に通い婦人を身請けする。掲載場面では長安遊郭が描かれ、“薜羅館”こと大門口の耕書堂が中国風に描かれている。

幼童云此奴和日本

 そして、この「此奴和日本」を版本を着想源として描かれた錦絵「幼童云此奴和日本 一 見絵草紙客」(寛政前期・1789〜1802、版元:蔦屋重三郎、鳥居清長筆、1枚、中判錦絵、縦24.5×横18.6cm)で、黄表紙「此奴和日本」を呼んでいる図。

 「此奴和日本」の挿絵は北尾政美が、また錦絵は鳥居清長が担当している。

TNM(台東区上野公園13-9)