ミュージアム巡り 隅田川の名所 銀世界春眺

銀世界春眺

 次は、「銀世界春眺」(天保年間・1830〜44中頃、二代歌川豊国画、版元:江崎屋吉兵衛、大判錦絵三枚続)で、今戸橋で歌舞伎役者、右から七代目市川團十郎、五代目瀨川菊之丞、二代目中村芝翫の3名が雪中を闊歩する図。

船中雪見図

 そして、「船中雪見図」(天保年間・1830〜44中頃、二代歌川豊国画、版元:和泉屋市兵衛、大判錦絵三枚続)で、船中で雪見をしながら食事を愉しむ歌舞伎役者。船を出しての雪見も乙なもの。

春のあした雪の乗合

 また、「春のあした雪の乗合」(天保12〜13年・1841〜42頃、歌川国貞“三代豊国”画、版元:山本屋吉平、大判錦絵三枚続)で、雪の降る中、乗合船が行き交う様子を、後ろの塔と駒形堂がみえるので御厩河岸の渡が描かれている。

春のあした雪の乗合_2

 乗合船は様々な生業の人物が乗るため、浮世絵の画題には好まれた。また本図の人物は歌舞伎役者の似顔になり、その扮装にも興味がわいたという。

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