ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 伊達模様 見立蓬莱

伊達模様 見立蓬莱

 続いて、「伊達模様 見立蓬莱」(安永9年・1780正月、版元:蔦屋重三郎、1冊(2巻合冊)、墨摺中本、縦17.5×12.5cm)で、蔦重の最初期の黄表紙出版もの。

 右に竹棒、左に幕を持った男が描かれ、その男の着物の背中には蔦重の屋標があるので本人を表している。蔦重が竹棒で短冊を吊るし、それを披露しようと幕を開けた瞬間を演出しているようだ。

伊達模様 見立蓬莱_2

 黄表紙出版の始まりを舞台の開演に見立て、順次出版される新書名を売り出している。蔦重が戯作界へ乗り出していこうとする意欲が垣間見える。

TNM(台東区上野公園13-9)