ミュージアム巡り CB風雲児_蔦重 武家諸法度

武家諸法度

 続いて、「武家諸法度」(天明4年・1784・正月、版元:蔦屋重三郎、1冊、墨摺大本、縦26.3×18.2cm)で、江戸幕府が制定した大名統制のための武家諸法度の内容と文字を、庶民が学ぶため出されたもの。

 上段に頭書や挿絵、下段に法度の本文が配置され、文字は大きく漢字には読み仮名が付され、半丁辺り6行、1行約8文字の形式。

 どうして庶民が諸法度を学ばなければならないかというと、序文には次のようにある。“やんごとなき御上にも、かかる御慎の条目もましませば、下たる者、何ぞ上を崇ひ、つつしみを平生にせざらん”とあり、文字を学ぶ教材にとどまらず、庶民の常日頃の振る舞いにも言及した教化的な教科書としたもの。

TNM(台東区上野公園13-9)