2025-09-07 ミュージアム巡り CB風雲児 夫婦酒替奴中仲 夫婦酒替奴中仲 続いて、「夫婦酒替奴中仲」(安永6年・1777、発元:蔦屋重三郎、中村重助作、1冊“2巻合作”、墨摺紙本、縦22.5×17cm)と、「色時雨紅葉玉籬 上 表紙」(安永7年・1778、版元:蔦屋重三郎、桜田治助作、北尾政演“山東京伝”画、1枚、墨摺半紙本、縦21×14.8cm)で、どちらも浄瑠璃の詞章が書かれた台本。 表紙の右下に版元の蔦重が記されている。吉原を舞台とした作品で、出版界に登場した蔦重が芸能分野の出版物で活動を展開していく作品だ。 「夫婦〜」の浄瑠璃は安永6年11月に江戸市村座で初演演目で、顔見世狂言「児華表飛入阿紫」2番目大切の所作業徒して上演されている。同本は蔦重版富本正本の最古と伝わっている。 色時雨紅葉玉籬 「色時〜」も同7年初演の浄瑠璃で、中村座顔見世狂言「瞻雪栄鉢樹」1番目として上演。政演の名は京伝が浮世絵師として使用した号。蔦重と京伝のタッグは、同年頃からスタートしている。 TNM(台東区上野公園13-9)