ミュージアム巡り 水心子・江戸三作 清麿

清麿

 最後は、短刀銘「清麿」(製作年:1854年頃、長さ:29.4cm)。

 この短刀は無年紀ながら、銘振りによって清麿晩年の嘉永6〜7年頃の作と鑑せられている。

 フクラの枯れた造込みに加え、強い鉄味を示す練れた板目鍛え、不規則に変化する刃文には沸がむらに厚くつき、金筋や砂流し、湯走りがかるなど個性が表れている。

 また、同時代の「黒蠟色手綱刻鞘合口短刀拵」(製造年:1854年)が附帯するのも貴重。

touken(墨田区横綱1-12-9)