ミュージアム巡り 水心子・江戸三作 山浦環正行造之

山浦環正行造之_大

 続いて、大小・刀銘「山浦環正行造之 為張助太郎至治天保十二年八月吉日」、脇指銘「山浦環正行造之 為張助太郎至治 天保十二年八月吉日」(製作年:1841年、長さ大:81.8cm、小:50cm)。

山浦環正行造之_小

 オーダーした張助太郎なる人物は、清麿を萩へ呼び寄せた長州藩士・村田清風の甥で同じ藩士。この年に助太郎は清風とともに江戸に上り、その際、本作の代金領収書が現存している。

拵_大

拵_小

 

 さらに本作には、保存状態の良い「黒蠟色鞘大小拵」も附帯する完品で、貴重な逸品。

大&小

 作柄も丁子がかった刃に互の目が交じり沸厚く良くついて、金筋・砂流しがしきりに働き、本工の持ち味が表れている。

touken(墨田区横綱1-12-9)