
考古学の外側で様々に愛でられた埴輪や土偶のイメージは、次第に広く大衆へと浸透していく。特に1970年代から80年代にかけて、そのイメージはSFやオカルトブームとリンクして、特撮映画や漫画などのジャンルの中で先史時代の遺物に着想を得たキャラクターが登場してくる。
埴輪と土偶の問題群は、地中のみならず、直ぐ近くの身の回りに埋蔵され確実に現在へと連綿しているといえる。
庭に古い土器が出ることを住まいの理想の一つとした武者小路は、武蔵野に居を構え、実際に庭で土器片を採掘したという。
貝殻や花、野菜、縄文土器の取りあわせはアンバランス。でも、現代の食卓に太古の遺物が紛れ込んでいる様が、なんともはんなりとしてくる。