ミュージアム巡り ハニワと土偶 女の顔シリーズ

 

女の顔シリーズ

 

 続いて、土門拳の「女の顔」シリーズ(1959年1月号〜12月号、フォトアート)。

 土門が撮影した女の顔シリーズがフォトアートの表紙を飾った。被写体は縄文土器から女人埴輪に、背景は自然から都会の街中へと移り変わっていく。

土器写真フィルム

 二重露光や無機物との合成は、“より複雑な、より次元の高いリアリティ”を実現するためだというが、“非演出”を旨とした土門のリアリズム写真と大きく異なる。

 埴輪は、“天皇に従順な家来”だとする土門は、高度経済成長下の現代人を埴輪に重ねたのだろうか。