ミュージアム巡り 水心子・江戸三作 造大慶直胤_天保七年

造大慶直胤_天保七年

 続いて、刀・銘「造大慶直胤(花押)(刻印・シナノ)天保七年十一月吉日」(製造年:1835年、長さ:71.8cm)。

 同作は身幅広く、重ねが厚く、中鋒が延びて新々刀然とした頑健な造り込みで、互の目が連れた刃文は匂深く沸厚くよくつき、砂流しや金筋が頻りにかかるなど相州上工を狙ったと推定。

 ただ直胤の本意は不明ながら、正宗十哲のひとり石州直綱の様相を呈した作柄に仕上げられている。刻印どおり、信州松代で作刀している。

touken(墨田区横綱1-12-9)