ミュージアム巡り 水心子・江戸三作 七十二翁 天秀

 

七十二翁 天秀

 

 続いて、刀・銘「七十二翁 天秀(刻印)文政三年八月日」(製作年:1820年、長さ:69.8cm)。

 正秀はこの作の前年から「天秀」に解明し、最終年紀作まで4年を残した段階での一口。この刃の刃文も小丁子を主体に、角がかった刃や尖り刃を交えた特徴を表している。

 なお、銘文の“七十二”は実年齢と齟齬をきたしているが、“喜老癖”といって長寿を喜び加算したものと斯界では受け取られ、弟子の直胤にも同様の蹟が確認されている。

touken(墨田区横綱1-12-9)