2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
大慶庄司直胤 続いて、大小・銘「大慶庄司直胤(花押) 文化十年仲春応堀口光重需作之」(製作年:1812年、長さ大:69.1cm、小:46.1cm)。 大慶庄司直胤_小 この作の本歌(手本となる刀)は、古来天国の作とされる平安時代の「小鳥丸」の名を有する無銘作で、平貞盛…
遊女と燕図 次は、「遊女と燕図」(天明期・1781〜89、四方赤良・大田南畝賛/勝川春章筆、一幅、絹本着色、縦117.6×横32.5cm)で、吉原の遊女が毎年同時期に訪れる燕の鳴き声を聞き、立ち止まり物思いにふける図。 遊女は当時流行の灯籠鬢に立兵庫髷を結い龜甲櫛…
七十二翁 天秀 続いて、刀銘「七十二翁 天秀(刻印) 文政三遠八月日」(製作年:1820年、長さ:69.8cm)。 正秀はこの作の前年から“天秀”に改名し、最終年紀作まで4年を残した段階での一口。この刃の刃文も小丁子を主体に角かかった刃や尖り刃を交え、まさしく本…
遊女道中図 次は、「遊女道中図」(安永期・1772〜81末期、蜀山人・大田南畝賛/磯田湖龍斎筆、一幅、絹本着色、縦94.2×横36.1cm)で、逆S字型の歩行姿の遊女が禿を引き連れて道中する湖龍斎が得意とした構図。 湖龍斎は、明和期に鈴木春信風の錦絵を描き、安永期…
水心子正秀・文政元年八月日 続いて大小で、刀銘「水心子正秀(花押)(刻印)文政元年八月日」、脇差・銘「水心子正秀(刻印)文化十五年二月日」(製作年:1818年、長さ大:68.5cm、小:43.6cm)。 水心子正秀・文政元年八月日_小 この両作は年号が異なるものの、文化15…
新吉原春景図屏風 続いて、「新吉原春景図屏風」(天明後期〜寛政前期・1781〜1801頃、歌川豊春筆、六曲一隻、紙本着色、縦93.6×横257.4cm)で、遠近法が取り入られ野外風景を俯瞰する江戸名所絵。吉原を南東側から見て、大門、仲通り、ハイレベルな七軒茶屋、江…
六十八翁水心子正秀淬刃 墨田区にある刀剣博物館で、江戸三作 正秀・直胤・清麿展の後期展示(2025/4/15〜)へ伺った。 安永年間(1772〜81)から幕末に至るまで作刀された「新々刀」と呼ばれ、その祖と位置づけされる水心子正秀。正秀はいわゆる“復古刀”論を提唱…
貝出汁昆布水つけ麺 ちょっと、吉祥寺にお買い物。その後、吉祥寺本町1丁目の「貝出汁中華そば 竹祥」(2020年10月9日創業)へ。 竹祥 店頭に着くと期間限定のメニュー「昆布出汁 昆布水つけ麺」が貼り出してあった。では、それの特製麺大盛り1,550円を頂こう…
四季三遊里風俗図 続いて、「四季三遊里風俗図」(寛政7年・1795、歌川豊春筆、四幅、絹本着色、各縦132.5×21cm)で、縦長の4幅対の画面で仕切られ、吉原や品川での様々な景観が左右に続く形式。 上段の品川遊郭の画では、海上の月を窓から眺める遊女。当時の品…
源清麿関連文書 次は、「源清麿関連文書」(村田清風記念館)で、天保13年(1842)から弘化元年(1844)にかけて清麿は萩で作刀し、その足跡を伝える資料が同館に残されていた。 写真パネルには、清麿を萩に呼び寄せた清風から、清麿が大小をつくるための炭や鋼の…
隅田川図巻 上野公園にある東京国立博物館(TNM)で、特別展「コンテンツビジネスの風雲児 蔦屋重三郎」(2025年4/22〜6/15)が開催されており、開催日初日に伺い各作品を鑑賞した。 特別展バナー 江戸時代、蔦重こと蔦屋重三郎(1750〜97)は、喜多川歌麿や東洲斎…
大慶直胤関連文書 続いて、「大慶直胤関連文書」(江川文庫)。 師・正秀同様に直胤も多くの弟子をとった。その中のひとりに伊豆韮山代官・江川英龍がいる。英龍は反射炉の建設や幕府への西洋式砲術の導入などを行っている。直胤に弟子入りして自ら鍛刀も行って…
水心子正秀書簡 次の写真パネルは、「水心子正秀書簡」(正秀筆、文化3年・1806著)で、正秀57歳の時に故郷の鈴木権次郎に宛てた手紙。 現代文 近隣で暮らしていた人々の消息を尋ねたり、マメガキの木から落ちて腹をすりむいた思い出が記された、望郷の念を伝え…
皇太子様ご結婚 次は、田附勝の「KAKERA」シリーズにある「皇太子様ご結婚1959年 1月16日」(2019年)。 主に日本各地の土着文化を写真に収めてきた田附は、博物館収蔵の土器片を、それを包んだり下に敷かれたりしていた新聞史記事や広告とともに写したショッ…
剣工秘伝志_1 次は、水心子正秀著した「剣工秘伝志」(文政4年・1824完)で、弟子の修行を終えた際に正秀が与えたとされる書として、二本松藩の陸奥介弘元に伝授したもの。 剣工秘伝志_2 その内容は、修行の大意からはじまり、各種鍛錬方法や刀剣の身幅、寸法の…
古墳のある風景 埴輪と土偶は、1950〜60年代に美術で注目を浴び、70年代以降にはサブカルチャーを介して広まった。SFやオカルトブームを背景に、偉人や異界を表す格好の素材となった。 1966年の特撮映画「大魔神」移行無数の例がある中、総覧すると登場イメ…
鶏出汁中華そば塩 本日は山梨・甲斐市にある「鶏出汁中華そば 珀寬流」(はかり、2024年7月15日創業)へ。9時オープンなので嬉しい。 珀寬流 「味玉鶏そば塩」を頂きます。地元の食材を使用された一杯を堪能します。麺はフジハラ製麺の特注麺。その麺線が揃い、…
刀剣実用論 続いて、水心子正秀著の「刀剣実用論」(文政7年・1824)で、正秀の死没1年前の完成。 その内容は、書名とおり刀剣の実用面に着目し、切れる刃や正宗などの古刀から津田越前守助広や板倉言之進煕包などの新刀に至るまでの様々な刀工の作風に言及。 …
富士のDNA 次は、タイガー立石の「富士のDNA」(1992年)。 作品の中央にいるのは、若い頃のタイガー立石自身。画面中に散らばっているのも立石の過去の作品群。 左上には逆さの土偶が並び、絵本も作った立石が、国粋主義的な意味を持ちやすい富士山をポップに…
古今製作刀剣弁疑_1 次は、水心子正秀が著した「古今製作刀剣弁疑」(文化13年・1816完成)で、上・中・下の3巻により構成されている。 古今製作刀剣弁疑_2 上巻では刀身の長さと重ね、反りなどの比率について図解とともに説明され、中・下巻では刀剣の作り方や地…
武人埴輪 続いて、関口三作の「創作こけし 武人埴輪」(1960〜70年代)。 こけしの名産地・群馬は、古墳や遺跡などから武人埴輪が数多く出土している。1960年代以降、休息に埴輪は絵画や彫刻作品から姿を消していったが、その人気が必ずしも衰退したというわけ…
冷やし昆布水ラーメン白 本日は涼みに新宿御苑へ。 新宿御苑 爽やかな風が通るスポットで、マッタリ。みどりも多く癒やされる一時を。 中華蕎麦 澤田 さて、ランチは、新宿1丁目にある「中華蕎麦 澤田」(2021年3月16日創業)へ。酷暑を乗り切るには、厚景&羅…
水心子正秀門人帳 次は、「水心子正秀門人帳」で、日本全国の水心子正秀の弟子の名前が挙げられている。 門人帳_2 ここには故郷の出羽から備前まで80名、国名を記載しない別立ての刀工として直胤を含む4名、計84名の刀工と、貴人方として井伊掃部頭を含む6名…
アンドロメダ 次は、あさいますお(1942〜66年)編集の「アンドロメダ」。 早熟にして夭折した前衛芸術家・あさい(24年の生涯)は、1960年頃から反権力、半資本主義的な変革思想に傾倒し、藝術活動と並行して社会運動を行っている。その一部に原始回帰を主張し、…
特こいくち煮干 本日(8月7日)、東京駅ラーメンストリートにオープンした「津軽煮干 ひらこ屋」へGo。3年前にも出店されたが、その時は伺えなかった。青森本場の煮干し味が都内で頂けるとあって、期待大。 ひらこ屋 本日は隣のブースにヒカキン監修の「みそき…
小刀一式 次は、小刀の数々。 小刀は拵の裏側に装着する小柄に挿す片刃の小刃物。平時においては紙切りなどの細工をする際に使用した。 造形は裏面を平造とし、表面が区上一寸ほど上から切刃造となる。茎部分は棟寄りを削いで鎬筋を立てるなど独特の造込み。…
大魔神 次は、高山良策の「大魔神」(1960年代)。 1966年、大映は特撮映画三部作「大魔神」「大魔神甦る」「大魔神逆襲」を製作。いずれも舞台は戦国時代で、民衆が虐げられるとき、埴輪の穏やかな表情から一変して怒りの表情になった魔神が天罰を下すという…
安政三年二月日_大慶作(直胤) 次は、脇差・刀身銘「安政三年二月日 大慶作(直胤)」(製作年:1855年、長さ:34.2cm)。 本作は、片切刃造で横手を切らずに鋒がなく、刀身銘という珍しい仕立ての造込みで、特別注文によるものと推定される。 小板目肌がよくつんだ…
臨時創刊文藝 次は、高村光太郎が親友である武者小路実篤の人物評を「臨時創刊文藝」(1956年7月)に掲載している。 その内容は、「埴輪は、どれを見ても一律であるが、どれを見ても神仙で深みのあるものである。単純だから深みがあるのである。武者さんの人間…
源清麿_中嶋鐘足佩刀 続いて、刀・銘「源清麿 中嶋兼足佩刀」(製作年:1850年、長さ:77.3cm)。 銘振りより嘉永3年(1850)頃の作と鑑せられるもの。身幅広めで長寸で反り深めにつき、中鋒が延びた豪壮な刀姿を示しながら、地鉄に緩みがない。 様々な形状を成し…